YATAガラスコーティングのより詳しい特徴などをご紹介いたします。

目次


100%無機ガラスの膜を形成

技術やコストの面から有機物が含まれるガラスコーティングが一般的です。

有機物は紫外線や水分により必ず劣化していきます。

それに対し、YATAガラスコーティングは、独自の技術により硬化後100%無機のガラス膜を形成します。

YATAガラスコーティングは、超高硬度となる鉛筆硬度9H以上を達成しています。
機能性コーティング液であるポリシラザン混合物をジブチルエーテルで希釈した溶剤を基材に塗布し加水反応させることで、石垣構造のガラス積層膜を形成します。
基材と強固に密着しながら、耐候性や耐久性に優れ、ガラス層表面の平滑度は高いものになります。

・一般的なガラスコーティング(イメージ図で、構造を示すものではありません。)

シリカ(ガラス成分)を定着させるためにバインダー(接着剤)を使用している。

有機質のバインダーは環境により、劣化、剥がれとなる。

・YATAガラスコーティング(イメージ図で、構造を示すものではありません。)

バインダーによる接着とは異なる化学反応により、面で母材と融合。

重ね塗りをおこなっても剥がれ、割れ、劣化の原因とならない強固な膜を形成。

施工した母材や塗料を長くに渡って保護することが可能。


母材との融合状態

YATAガラスコーティングは、塗布後空気中の水分により化学反応し、母材とシリカが分子レベルで絡み合い結合します。母材とガラスコート層の界面(境面)がない融合状態です。膜が母材の上に付着している通常コーティングのように剥がれることはありません。

国内最大規模の研究所である国立研究開発法人 物質・材料研究機構(産総研)の表面改質の専門家の研究により、類を見ないコーティング剤と評価を受けています。3回塗布した状態を観察したところ、膜が石垣状態となり、3層を形成しています。また母材との界面部分では、シリカと母材の分子が絡み合う状態と結果報告を受けています。

・詳細なガラス膜の顕微鏡写真


高い耐候性、耐久性を有し、劣化から保護します。

様々な物質は、太陽光の紫外線、赤外線、空気中の水分、ゴミ・有機物の付着により劣化していきます。

物質に付着した有機物は、水分や硫黄分などを表面に呼び込み、酸化を促進します。また野外にある物質は、酸性雨などによる劣化もあります。

樹脂や塗料においては、この酸化によって、割れ、剥がれとなり、金属においては、錆となります。

汚れが空気中の水分を呼び込み酸化を促進する。

無機ガラスは、紫外線・赤外線による劣化も少なく、水分や有機物による酸化にも高いバリア性を有します。

無機ガラスとなるYATAガラスコーティングは、高い耐候性を有します。

紫外線カット、耐候性機能材も経年劣化し、メンテナンスが必要になります。

YATAガラスコーティングは、0.2~数μmの塗布により、太陽光の紫外線、赤外線、空気中の水分や有機物の付着から母材の保護を可能としました。

高いバリア性により、様々な素材を長持ち、能力の向上が期待できます。

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密着バインダーとしての有用性

様々な機能を持つ機能材の付加のためのバインダーとして使用することが可能です。

  • 紫外線カット剤
  • 赤外線カット剤
  • 光触媒機能
  • 帯電/静電気防止機能
  • 傷消し加工・・・樹脂(ポリカ、プラスチック、アクリルなど)、磨き傷、車両全般、ガラスなど

高硬度

YATAガラスコーティング膜自体は、ガラスと同じ「鉛筆硬度9H以上」の硬さになり、機材によっては基材面の硬度を上げることが可能です。

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YATAガラスコーティングの可能性と魅力

YATAガラスコーティングの可能性:幅広い分野の素材を保護する


各種テスト結果

鉄球落下テスト

2mmの板ガラスに67gの鉄球を落下させ、割れる高さを検証。
・アークコートなしの場合、45cmでガラスが割れた。
・アークコート塗布の場合、130cmまでガラスが割れない。

耐傷テスト JIS K 5600-5-4:1999

第5部:塗膜の機械的性質一第4節:引っかき硬度(鉛筆法)に準ずる。

アクリル板、鉛筆引掻値8.4.1試験機法によるテスト、及び金属タワシにより1000回擦りテスト。

結果   鉛筆硬度9H以上

 

耐衝撃試験  JIS K 5600:1999

第5部:塗膜の機械的性質ー第3節:耐おもり落下性の6.デュポン式に準ずる。

アルミ板に加工。
おもり(質量500g)、高さ50cmより落下し、塗装の剥がれ、割れを調べる。

結果  割れ、剥がれが認められない。

 

変形テスト

ゴムに加工。
曲げて、剥がれ、割れを調べる。

結果  割れ、剥がれが認めれられない。

 

その他テスト

  • 恒温試験 : -54℃ 1h 異状なし、93℃ 1h  プラスチックに若干の反りが確認できた。(試験に使用した母材の反りで、ガラス膜自体には変化は認められないとのことです。)
  • 溶出テスト : カドミウム・鉛 検出せず
  • 耐酸・アルカリテスト : 硫酸・炭酸ナトリウム5% 24h 異常なし
  • 太陽光パネル表面改質テスト : 異常なし(高温、高湿)
  • 溶出成分の測定(日本食品分析センター) : 鉛、カドミウム検出せず。(食品用ガラス容器安全性試験。)
  • VOC(揮発性有機化合物) : 非含有
  • 有機リン系化合物 : 非含有
  • 重金属 : 非含有
  • シックハウス症候群嫌疑物質 : 非含有

 

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